シロアリの3つの初期症状とは?被害進行の5つのサインと対策を解説!

 創業昭和44年。手仕事による本物の家づくりを追求するさいたま市岩槻区の笠巻工務店です。

 高音多湿の日本に住んでいる以上、住宅のシロアリ被害は無関係ではありません。湿った木を好物とするシロアリにとって梅雨時の住宅はご馳走そのものです。シロアリ被害と聞くと、築年数が経った家にだけ発生するものと思うかもしれませんが、実は築年数の浅い家でも十分に被害は起こり得るのです。

 そこで今回は、家がシロアリ被害にあっている場合の3つの初期症状や、被害進行の5つのサインと対策を解説していきます。「我が家は新しいからまだ大丈夫」と思っている方もぜひご覧ください。

 

シロアリ被害の3つの初期症状とは

シロアリの初期症状①:カタカタと音がする

シロアリが鳴くことはありませんが、危険を感じた時に頭を振り、床を叩いて「警戒音・警報音」を出すことがあります。家にいるときに床下や壁からカタカタと音が鳴るようであればシロアリがいる可能性が高いです。

 

シロアリの初期症状②:蟻道がある

「蟻道」とは、シロアリが作る通り道のことです。シロアリは風や光を苦手とするので、自分たちが通るところに土や排泄物で道を作り、地上から木材へと移動をしています。もし、家の周辺や壁面に茶色い筋のようなものがあれば、家にシロアリがいる可能性が高いでしょう。

 

シロアリの初期症状③:庭先に羽アリが多い

羽アリとは、繁殖期を迎えたシロアリが飛び立つ際の名称であり、主に春から夏にかけて発生します。つまり、羽アリがいる=シロアリがいるということになります。家にいるのではなく隣家から飛んできている場合もありますが、いずれにしても近くにシロアリの巣があるか、家の中に巣を作っている可能性があるので要注意です。

 

初期症状以外のシロアリ被害の5つのサイン

以下の症状が見受けられた場合は、初期症状ではなくシロアリ被害が進んでいる可能性が高いので早急に対処が必要です。

シロアリ被害のサイン①:床がきしむ・沈む

床がきしんだり沈んだりするのは、床下の木材がシロアリ被害にあっていて強度が落ちている可能性が高いです。経年劣化によることも考えられますが耐震性にも影響するので早急に調査が必要です。

 

シロアリ被害のサイン②:壁や柱から空洞音がする

シロアリは木材の内部を食べるので、外側はそのままに見えても木材の内部が空洞化していることがあります。このような場合、柱や壁、床を叩くと「ポコポコ」と空洞音がすることがあります。

 

シロアリ被害のサイン③:ドアの建てつけが悪い

シロアリ被害にあっている柱や壁は本来の強度を保てなくなっているので、ドアや窓などの開口部に歪みが生じて建て付けが悪くなっています。ドアや窓の開閉がしにくいようであれば、シロアリ被害を疑ってもよいでしょう。

 

シロアリ被害のサイン④:風呂場・玄関の木材が変色している

水分を含んだ木材は変色してきます。特に風呂場や玄関に使用されている木材が日常的に水分を含んでいると、少しずつ変色してきます。湿った木材はシロアリの好物なので、もし風呂場や玄関の木材が水分によって変色しているようであれば、シロアリ被害にあっている可能性が高いです。

 

シロアリ被害のサイン⑤:木材に食べられた痕跡がある

柱や床、ウッドデッキなど、目に見える木材にあきらかに食べられた痕跡があるのであれば家にシロアリがいる可能性が極めて高いです。さらに木材から粉が出ているようであれば、それはもうシロアリが木をかじった跡と考えてよいでしょう。

 

 

シロアリの初期症状が出やすい家の特徴とは?

木造戸建住宅

木造である以上、シロアリ被害は無関係ではありません。築年数に関係なく、家が“木”でできている以上、シロアリはやってきます。特に日陰で風通しの悪い家、あるいは土壌に水分が多い家などにはシロアリが発生しやすいです。

 

北側の地面にコケが生えている

もともと家の北面というのは日当たりが悪く湿度が高いことが多いですが、地面にコケが生えているくらい湿度が高いのであれば、シロアリも生息している可能性が高いです。

 

外壁にコケが生えている

地面ではなく外壁にコケが生えている場合も、湿度の高い環境に家が建っているということなので、シロアリが生息している可能性が高いです。

 

水が貯まると水没するような土地、水はけが悪い土地

水が貯まると水没するような土地や水はけが悪い土地は、もともとが田んぼだったり、近くに川や沼があったりするケースが多いです。そのような土地に建っている家はシロアリが発生しやすいです。

 

近くに森がある

近くに森がある場合、森が水分を蓄えているので、周りの地面も湿気が高くなります。湿度が高い土地に建っている家は、シロアリ発生のリスクも高くなります。

 

 

シロアリの初期症状を放置してはいけない理由

 シロアリの初期症状を放置することは危険です。

まず、家の構造体となるような木材の被害が進行すると家の耐震性が著しく落ちてしまい、最終的には倒壊するリスクもあります。

そして、家が湿った状態のままでいることはカビの発生に繋がり、アレルギー症状や呼吸器系疾患などの健康被害をもたらします。

さらに、初期症状を放置したことにより被害が拡大し修理が必要な箇所が増えます。基礎部分のやり直しなどになると修理代で1,000万近くかかることがあるので、金銭的にも負担が大きくなります。

このようなことにならないためには初期症状が見受けられた時点で早急に調査し適切な対処をすることが大事です。また、日頃からの心がけとして5年に1回は調査してもらった方がいいでしょう。

 

シロアリの初期症状の2つの対策

 シロアリの初期症状には、以下の対処が効果的です。

床下に薬剤を塗布する

 被害がまだ少なく、木材が本来の形状を保っているようであれば、床下に薬剤を塗布することによってシロアリを駆除できます。

 

針で木材の中に薬剤を注入

塗布だけは時間が経つにつれて効果が薄れてくるので、木材の中に薬剤を注入することによって継続的な予防効果を保つことができます。

笠巻工務店では、塗布と注入の両方をやることによって、より効果の高い駆除を行なっています。

また、笠巻工務店では床下の湿気の度合いによって、薬剤を変えています。駆除に使われる薬剤は匂いがあるものがほとんどですが、笠巻工務店では匂いのない薬剤を使用するので家の中が臭くなりません。匂いのある薬剤は安価ですが、しばらく家の中に充満し、健康への影響も心配ですので、弊社では使用を控えております。

 

シロアリ駆除の費用相場

笠巻工務店でシロアリ駆除を行う場合は、坪6,000円が相場になります。シロアリ被害は家全体に及んでいることが多いので、その場合は家一軒を30坪と仮定すると10万円以下で駆除できることになります。業者によって費用は変わってきますが、あまりにも安い場合は十分な効果を得られない場合があるので、内容をよく確認してから依頼するとよいでしょう。

 

シロアリ駆除の業者選びのポイント

依頼前に報告書を出してもらう

業者によっては、意図的に被害を大きく伝えて、必要以上の駆除作業を提案してくるところもあります。なかには突然自宅に訪れて不安を煽り、駆除が必要だと言って法外な費用をとる悪徳業者もいます。このような詐欺とも言える行為にあわないためには、まずは現地調査をしてもらった時点で調査報告書を出してもらい、それをもとに駆除方法を検討するようにしましょう。そして、費用面も考慮に入れて本当に必要な作業だけを依頼するようにしましょう。笠巻工務店では現地調査や見積もりは無料でやっているので、お客さまが納得した上で駆除を行なっています。

 

見積もりが明確な業者を選ぶ

業者によっては見積もりに詳細な内訳を書かず、「一式」としてしまっているところもあります。しかし、一式の中には工事費用以外の費用も含まれている可能性があるので、必ず詳細な内訳を出してくれる良心的な業者を選びましょう。

 

まとめ

シロアリの初期症状は薬剤などで正しく対処すれば被害が拡大することはありませんが、既に木材の被害が大部分に及んでいる場合などはリフォームによって抜本的な解決が必要な場合もあります。

また、シロアリは至る所に生息しているので、自宅の被害に対処したとしてもいつまた再発するかわかりません。この場合もリフォームによってシロアリが発生しにくい環境をつくることができるので、再発を防ぐことを考えるとリフォームするのも1つの選択肢と言えます。

笠巻工務店は創業昭和44年の木造建物のプロフェッショナルです。徹底した床下調査を行い、シロアリ被害を根本から解決できるのが強みです。シロアリチェック・シロアリ駆除・適切なリフォームを行うことでシロアリ再発を防ぐことが可能です。

弊社ではシロアリ調査は無料で行っておりますので、もしシロアリの初期症状が見受けられたら、早急に笠巻工務店にご連絡ください。