創業昭和44年。手仕事による本物の家づくりを追求するさいたま市岩槻区の笠巻工務店です。
シロアリは、住居の木材や畳、家具を食い散らかす害虫としてよく知られていますが、シロアリが家全体を支える上で大事な「床下」や「柱」をボロボロに食い尽くしてしまうと、耐震強度が落ちてしまい、最悪、倒壊の恐れがあります。つまり、シロアリ被害の疑いがある場合はなるべく早く駆除を行う必要があるのです。
今回はシロアリの駆除・リフォームの費用相場やシロアリ被害のサインについて解説します。
シロアリ駆除とリフォームの費用相場は?
ここではシロアリ駆除とシロアリリフォームの費用相場を解説します。
シロアリ駆除の費用相場
面積単価
平米単価(1m2あたり):平均約2,000~3,000円
坪単価(1坪当たり):平均約6,000~10,000円
工法単価
・バリア工法
床下に薬剤を散布し、シロアリを撲滅する手法です。
1m2あたり2,000円程度、30坪では20万円前後かかります。
・ベイト工法
ベイトレーションという筒状のケースを家の周囲に設置し、中に毒餌を仕込み、白アリの巣ご
と駆除する方法です。
筒1mあたり6,000〜7,000円程度、外周40mで30万円前後かかります。
リフォームの費用相場
複数個所を行うとなると、その場合もセット費用になり安くなる場合もありますが、今回は1か所につきの費用相場をご紹介します。
・洗面所
20万円~
・浴室
ユニットバスを全部交換する場合は100万円~
・キッチン
100万円~
・トイレ
30万円~
・基礎
20万円~
・柱の交換、補強工事
10万円~
・外壁
劣化箇所の外壁を壊して塗り替える。または、部分的に外壁を破壊して塗装しなおすことも可能です。100万円~
シロアリ駆除とリフォームをセットで行うべき3つの理由
シロアリ駆除とリフォームの費用相場をお伝えしましたが、駆除とリフォームはセットで行うのがおすすめです。
この章ではセットで行うべき3つの理由をお伝えします。
1.シロアリ被害の再発リスクを減らせる
リフォームする際は、シロアリ駆除も同時に行いましょう。シロアリは木材の内部にまで住み着くため、一見すると家屋のどこに潜んでいるか分かりません。
シロアリ駆除を同時に行うことで、シロアリを撲滅することができます。
2.隅々までシロアリの駆除が可能になる
シロアリは家屋の隅々まで住み着いています。床材や壁材をリフォームで取り外している最中に、シロアリ駆除の薬剤を散布しましょう。
通常処理しきれなかった部分まで殺虫処理が可能となります。
3.シロアリ駆除とリフォームをまとめて施工すると安くなる
シロアリ駆除とリフォームは別々で行うよりも、セットで行うことで費用を安く抑えることが可能です。
理由としては、建材の取り外しと取り付けが1回で済むことや業者の出張費・資材の運搬費用の支払いが1回で済むことなどがあります。
シロアリ被害を放置してはいけない2つの理由とは
ここではシロアリ被害を放置してはいけない2つの理由を解説します。
1.家の倒壊リスクが高まる
1995年に阪神淡路大震災が起きましたが、約8割の方々が倒壊した住宅の下敷きとなる圧死であったとされており、
「シロアリ被害や木材の腐朽によって耐震強度が落ちた家屋の約9割が全壊した」と言われています。
2.リフォーム費用がかさんでしまう
シロアリが一度住宅に侵入してしまうと、非常に厄介です。雑食性で、ガラスと陶器以外は何でも食べます。さらに、1つの巣に数百万匹まで増えると言われるほど、極めて繁殖力が高いです。
そして、床下や柱、天井など家中のあらゆる建材を食べるため、発見が遅れれば遅れるほど、破損個所が増えてしまい、リフォーム費用はかさんでいってしまうのです。
要チェック!シロアリ被害の4つのサインとは?
ここではシロアリ被害における4つのサインを紹介します。
1.床がミシミシ・ぶよぶよする
家の中を歩いたときに、唐突にある箇所だけ床や階段がきしんだり、浮いたように感じることはありませんか?表面的に変化がなくても、内部や基礎部分がシロアリ被害を受けている可能性があります。
他にも、壁から空洞音が鳴る場合や庭の木がぐらつき始めた場合も要注意です。
2.家の中でシロアリを見つけた
家の中や外壁などの周辺にシロアリが歩いているのを見つけた場合は、ご自宅がシロアリ被害を受けていないか疑いましょう。
1匹でも見つかった場合は、家にシロアリの巣がある可能性があります。
3.家の周りで羽アリを見つけた
春先から秋口(3月〜10月)にかけて、夜間に羽アリがご自宅の電灯周囲を飛んでいる場合は、シロアリの被害を疑いましょう。
しかし、黒アリのケースもあります。黒アリの場合は、上羽が大きく下羽が小さいですが、シロアリは同じ大きさの羽根が4枚付いています。
4.壁に小さな穴が空いている
壁に黒く小さな穴が空いている場合も、シロアリの被害がかなり進行してる可能性があります。壁材の中にいたシロアリが外に出てくる場合もあります。
他にも、壁から顔を出したり木くずが落ちていた場合、キクイムシ類などの可能性を疑う場合もありますが、いずれにせよ駆除は必要となります。
シロアリ被害でリフォームするときの2つのポイント
適切なリフォームが行われなければ、シロアリが再発してしまったり、根本から問題を解消しなかったりする可能性があります。
ですので、ここではシロアリリフォームを依頼する際の2つのポイントを解説します。
1.適切な施工でシロアリ対策を行う
シロアリが出ているのに、消毒しない・被害を受けている部分を直さない会社もかなりあります。大手であるからと言って、過信しないことをお勧めします。
評判や口コミの良い会社を選んで、根本からシロアリ被害を解消してもらいましょう。
2.床下を隅々まで調査してもらう
シロアリの調査を奥まできちんと調査しない業者もあります。そのリスクを防ぐためにも、報告書を必ず貰い、隅々まで調査しているのかや工事中に写真を残しているかを確認しましょう。
また報告所に不安があれば、工事前に他の工事会社に再確認してもらうなど、セカンドオピニオンも検討するのがおすすめです。
まとめ【リフォーム前に徹底的なシロアリ調査を】
シロアリは住宅の天敵です。そのため、シロアリ対策は「1回の事前調査をどこまで徹底させられるか」「1回の駆除とリフォーム依頼で完全に終わらせる事」が非常に重要な鍵となります。
業者の中には床下の調査が中途半端なこともあり、結果として、シロアリが再発してしまうこともあるのでご注意ください。
笠巻工務店は創業昭和44年の木造建物のプロフェッショナルで、徹底した床下調査を行い、シロアリ被害を根本から解決できるのが強みです。
シロアリチェック・シロアリ駆除・構造の修理を行うことでシロアリ再発を防ぐことが可能です。
弊社ではシロアリ調査は無料で行っておりますので、ご自宅に長く住むためにも、シロアリ被害が心配な方はぜひ笠巻工務店にお声がけください。