皆様、こんにちは。
本日も弊社スタッフブログをご覧いただきましてありがとうございます。
先月、無事にお引渡しが完了しました「埼玉県三郷市O様邸の水まわりリフォーム工事」
Before⇒Afterは施工例のページにてご覧いただけますが、
数枚のお写真だけではお伝え出来ない工事の様子を中心に
今回から数回に分けてレポートさせていただきたいと思います。
現在リフォームをご検討されていらっしゃる方をはじめ、
今後のご参考にしていただければ幸いです。
リフォームの経緯
「洗面化粧台とキッチンから水が漏れているかも」とご相談をいただいたのがきっかけです。
最近では、給排水管の老朽化を心配されてご相談いただくお客様が特に増えてきました。
O様にも今回のリフォームを機に、今後も長く安心してお使いいただけるように
出来る限り配管も新しいものに変えてリフォームをすることをご提案させていただきました。
O様邸はマンションで、水まわり4点(キッチン・浴室・洗面・トイレ)を
住みながらのリフォームをご希望でした。
また、出来る限り最短での工事スケジュールにて工事を進めさせていただきました。
(※お仕事やご予定がおありのお客様も多くいらっしゃいますので、
工事の日程についてもご遠慮なく弊社までご相談くださいませ。)
工事の様子
◇着工◇
今回、先に着手した浴室と洗面室からご紹介いたします。
リフォーム前はこんな感じでした。
◇着工◇
マンションに限らず、どの工事もまずは「養生」から始まります。
「養生」とは、搬入経路や工事を行わない部分(あるいは施工後お引渡しまでの期間)、
お客様の家具・家電等を傷付けないように保護することです。
洗面室も化粧台交換と内装工事も行うのですが、
工事期間中もギリギリまで化粧台をご使用いただけるように
この日は解体しないので一緒に養生しておきます。
もちろん工事期間中は、作業中以外の朝晩に洗濯機をご使用いただけます。
マンションの場合は家の中だけでなく、廊下やエレベーター内などの共用部も養生します。
◇解体◇
養生が終わりましたら、いよいよ既存のユニットバスを解体します。
力任せに壊すのではなく1つ1つのパーツを丁寧にはずしていきます。
特にマンションの場合は、壁を隔てた向こうはお隣さんということが多いので
解体時の音は出来る限り最小限で済むように心がけています。
ユニットバスの場合は、新しく組み立てる時と逆の順番で解体します。
(天井⇒浴槽⇒壁⇒床)
解体したものは廊下の邪魔にならないところに仮置きします。
ちなみに、下のお写真で黒くなっている部分はすべてカビです。
カウンターの裏や浴槽の裏側は、現在のユニットバスと違って
お手入れをすることができないタイプがほとんどでしたので、
こんな風になっていることが非常に多いです。
(上のお写真でも浴槽のあった壁の下の方が黒くなっていますね)
新しい水まわり製品を選ぶときのポイントとして、
「清掃性」=「家族の健康」というのがひとつのキーワードかもしれません。
さて、解体が終わった浴室がこんな感じです。
解体が終わった後は、古い配管を新しいものに交換します。
中には既存をそのまま流用している業者さんもいらっしゃいますが、
弊社では交換不可の場合を除き、必ず新しいものに取り替えています。
こちらに、次の日新しいユニットバスを組んでいきます。
本日はここまで!ありがとうございました。
◇ユニットバス組み立て◇
初日に、解体と配管のやり直しを行った空間に
新しいユニットバスを組み立てていきます。
弊社ではユニットバスに限らず、メーカーの製品は
メーカーの職人が組み立てることにこだわっています。
(例えば、今回LIXIL製のリノビオという製品なので組み立てもLIXILさん)
それは、いつも組み立て慣れているために
間違いが起こりにくいという「正確性」と「スピード」からです。
数ある工務店さんの中には、もともと現場の大工さんだったり水道屋さんだったり、と
一人の職人さんが水道も大工も電気も全部工事する、
いわゆる多能工と呼ばれる職人さんが組み立てていらっしゃいます。
もちろんそれらの職人さんが組み立てられない、という事はないでしょうが、
時に細かい部品がどの部分使われるのかがわからず変に部材が余ってしまい、
後にガタついたり、中には今までに組み立てたことがない製品だったために、
リフォーム工事が中断してしまったケースも耳にしたことがあります。
また、リフォーム工事はスピード勝負です。
お客様の限られたスケジュールの中で、出来るだけスマートに工事を済ませ、
お引渡しをしなければなりません。
その中で、確実にそしてスピーディーに施工するためには、
その製品を熟知している専門の方にお願いする事が一番だと考えているからです。
弊社はもともと宮大工がルーツですので各工事、その道のプロが携わることに
とことんこだわっております。
少し話がそれてしまいましたが、1日かけて新しいユニットバスが組み上がりました。
◇配管・配線の接続◇
組み上がったユニットバスはまだ水道や電気がつながっていないので
翌日、それらを接続して実際にお風呂が使えるようにします。
この後、きちんとお湯がはれるかの試運転と、
各種器具のチェックと清掃をしたらユニットバス工事(内部)は完了です。
じつはこの段階ではユニットバスの外側のドアまわり(=洗面室側)は
まだ仕上がっていません。
洗面室の化粧台交換と内装工事をする際に一緒に仕上げていきます。
次回はキッチン編をレポートさせていただきたいと思います。
最後までご覧いただきまして、ありがとうございました!