「先進的窓リノベ事業」令和7年度予算の概算要求額が1,300億円で公表されました

令和7年度の「先進的窓リノベ事業」について

昨年、かつてない補助額でスタートした「先進的窓リノベ事業」ですが、

8月30日に環境省から令和7年度の概算要求の中で引き続き1,300億円もの予算が公表されました。

事業内容

1)約5,000万戸の既存住宅のうち約2割しか省エネルギー基準をみたしていない。

2)家庭におけるエネルギー消費の大部分は冷暖房費由来のものである。

以上のことから、冷暖房エネルギーの消費を減らすには窓(開口部)の

断熱性を高めることが効果的であることを鑑み、その費用の一部を支援する。

国が過去にない大型補助金を出す理由

窓は住宅の部位の中で最も熱の出入り量が多い場所で、

夏場は、窓や玄関から約73%の熱が流入し、冬場はせっかく温めた暖気は約58%外に逃げてしまいます。

だからこそ、「窓の断熱化」は床・壁・天井などの断熱より効果がハッキリ現れ、

また工期も短く施工できる最も効率のよい「既存住宅の断熱化」です。

国が過去にない補助金を出している理由だと思います。

来年1年間は実施されるようですので、上手に活用して快適なお住いの環境をつくりましょう!

意外と知られてない窓・玄関リフォームメリット

窓・玄関リフォームの一番のメリットは、お住いの断熱性を高めることで

冬は暖かく、夏は涼しく、冷暖房費の削減により省エネ効果は大きいのはご存じのとおりです。

 

【窓リフォームで開け閉めのお悩みスッキリ】

築30年を超えるお住いの窓は、開け閉めも大変な場合があり

クレセント(鍵)のかかりが浅かったり、戸車の劣化により

ガタツキがあることも考えられますので、窓リフォームで改善できることの一つです。

 

【窓リフォームですきま風のお悩みスッキリ】

古くなった窓では、閉めていてもすきま風が入ってきたり強い雨風の場合、雨や埃などが入ってしまうことも。

20年前に人気のあったガラスルーバー窓(ジャロジー窓)も寒さの原因になります。

弊社でもガラスルーバー窓を開き窓に変更する工事も可能ですので、こういった窓の場合は、内窓より窓交換をオススメします。

 

【窓リフォームで換気のお悩みスッキリ】

住んでから気づくことっていろいろありますが、窓や玄関でも同様で

「ここは採光のために」と開かない窓(FIX窓)を採用されて

後になって風が取り入れ出来ればいいのに!

といったお悩みも解決できます。

 

【窓リフォームで窓の種類や色を変える事ができる】

開く窓や勝手口ドアを採用したけれど、住んで20年間数回しか

開け閉めしていないなんて話はよく聞きます。

こういった窓の種類を変えたり、窓の位置を変えたりするのは

窓交換リフォームが最適で、当然断熱性の高い窓に取替えますので

使い勝手も断熱性も一気に改善できることになります!

また、窓の色をブロンズ色からブラックやステンカラーに変える事も可能で

外観も大きく変えることができるんです。

 

【玄関リフォームで吊元(開き勝手)を変える事ができる】

玄関ドアや勝手口ドアなど長い間使い勝手のお悩みを抱えている

ユーザー様もいらっしゃいます。

下の写真は同じ吊元ですが、例えば既存のドアが左開き勝手なのを

右開き勝手に変える事ができます。

ご紹介させていただいたように、窓・玄関リフォームは、

断熱性向上以外にも多くのメリットがあります。

いろんなお悩みが解決できるとなるとさらにこの大型補助金も利用価値が

高まるのではと考えます。

実は1年中活用できる「先進的窓リノベ事業」

先進的窓リノベ2024事業も今年いっぱい終了しますが、

過去2年新たな補助金が開始された際、補助対象物件の定義は

11月●日以降の契約で、事業者登録後の着工という形でした。

申請開始は翌年4月からですが、やはり寒い時期にリフォームされた方がいいと思います。

実は切れ目なく活用できる補助金ですので、有効にご活用ください!

新たな補助金は随時発信していきます。