シロアリが出す音とは?被害を防ぐためのチェック項目を解説!

創業昭和44年。手仕事による本物の家づくりを追求するさいたま市岩槻区の笠巻工務店です。

床下や壁から変な音がしたときに、まず思い浮かべるのはシロアリではないでしょうか?

今回の記事ではシロアリがいるかどうか見分けるポイント・シロアリを放置することの危険性をご紹介します。シロアリは被害が進む前に対処することが重要です。「シロアリかもしれない」とお悩みの方は、ぜひご一読ください。

シロアリが出す音とは?

 

警戒音、警報音(カタカタ音)

警戒音・警報音は、シロアリが危険を感じたときに発せられます。頭を振り、床を叩いて出す音で、人間の耳には「カタカタ」と聞こえます。床下や壁から「カタカタ」と音がするようであれば、シロアリがいる可能性が高いです。

 

木材をかじる音

シロアリは木材や段ボール、紙などもかじります。その中に含まれる「セルロース」を栄養源にしているのです。その際に音が生じますが、実は人間の耳に届く可能性はほぼありません。シロアリは湿った木材のような柔らかいものを好み、そのかじる音はとても小さいためです。もし木材などをかじる音が実際に聞こえたら、シロアリではなく別の害獣がいる可能性を考えた方が良いでしょう。

 

 

放置厳禁!シロアリを放置してはいけない理由とは?

 

シロアリは日光が苦手なため私たちの目に触れることはほぼありません。知らないうちに被害にあい、気づいたときにはもう手遅れになってしまう可能性があります。もし、家の構造部に該当する柱や壁が被害にあってしまった場合、家の耐久性・耐震性が低下してしまい、大地震の時に倒壊するリスクも高くなってしまいます。現に1995年の淡路島北淡町野島断層を震源とする震度7の地震の際は、274,181棟の住宅が全壊もしくは半壊状態になりましたが、「全壊した住宅の約8割はシロアリや腐朽によって耐震性が著しく低下していた」ということが兵庫県神戸市東灘区の調査で判明しています。たかがシロアリが家の倒壊までを招くのです。

また、被害がわずかなうちにシロアリ駆除や補修を行えば数十万の出費ですみますが、事態が悪化してしまうと300~500万円ほどかかるケースもあります。ですので、なるべく早くシロアリへの対処を行うことで、駆除や補修にかかる出費を抑えることも可能です。

 

放置し続けたせいで「補修ではどうにもならないほど家が傷んでしまった」もしくは「補修費用が高額になってしまった」といった事態を避けるためにも、シロアリは早期発見と早期対処が重要です。

 

 

シロアリ被害は音で分かる?チェックすべき4つのポイント

 

シロアリが発する「カタカタ」という音以外にも、住宅から鳴る音やサインでシロアリ被害を受けているかどうか、ある程度判断することが可能です。ここではチェックすべき4つのポイントをご紹介します。

 

床がきしむ

家の木材がシロアリにかじられ弱っていると、床がきしんで音が鳴る場合があります。ただし、木材は寒暖差や湿度によって多少収縮するもので、そのため新築住宅でもきしんだ音が聞こえることもあります。ただし、特定箇所からするきしみ音が大きかったり、鳴る回数が異常に多かったりする場合はシロアリがいる可能性があるので、チェックしてみてください。

 

壁や床を叩くと空洞音がする

壁や床が食べられてしまい空洞になっていると、そこを叩いた際に空洞音がします。空洞音とは他の場所を叩いた時とは異なる「ポコポコ」といった軽い音です。もちろん部材によって音は変わります。もし、様々な箇所を叩いてみて音に違和感があったら、その部分がシロアリに食べられているかもしれません。

 

壁に小さな穴がある

最近壁に小さな穴が開きだしたら要注意です。シロアリが壁から顔を出すこともあります。穴は床から1メートルほどのところに開きやすく、物音などで逃げますが、人がいなくなり静かになると戻ってくることが多いです。

 

羽アリや玄関に異様に黒いアリの死骸を見つけた

家の中や家の周囲で羽アリを見かけた場合、シロアリ被害を受けている可能性が高いです。通常、シロアリは床下の土壌から侵入するため、明るい場所でシロアリを見かけることは基本的にはないからです。もし羽アリを見つけてしまった場合は被害がかなり進行している可能性があります。

 

またシロアリの中にも黒い見た目をしている種類があり、玄関など見える場所に黒いアリが死んでいた場合もシロアリ被害を受けている可能性が高いです。

 

勘違い?シロアリ以外が音を発しているケースも!

ここまでシロアリが発する音やシロアリ被害を受けている住宅で鳴る音などを解説しましたが、実はシロアリ以外の害獣が音を発しているケースがあります。以下で解説しますので、ぜひご参考になさってください。

 

ネズミ、イタチ

このような動物がいるかどうかのポイントは音と匂いです。特に、おしっこの匂いや獣臭がします。もしかなり匂う場合はすでにたくさん棲みついている、もしくはかなり大きな害獣がいる可能性があります。駆除というよりは追い出しがメインで、1日では終わらないことがほとんどです。1か月ほどに渡って、何度かに分けて追い出し作業を行い、最後に消毒をして完了となります。その間、生活には何の支障もありませんし、赤ちゃんがいる家庭でも問題ありません。むしろ赤ちゃんにとっては、害獣が持ち得る病原菌が悪影響を与えるリスクがあるため、積極的に駆除すべきです。

 

また、かじる音がした場合はネズミの可能性が高いです。木造住宅では通気させるための屋根の穴などが開いていることがあります。その穴から侵入することが多いです。

 

ゴキブリ

「ジジジ」という音であればゴキブリの可能性があります。ゴキブリは危険が迫っている時や、求愛行動を行う時に羽を振るわせて音を出します。求愛行動をしているということは、大量発生してしまう危険性もあるので、早めに駆除しておくと安心です。

 

最近の家はゴキブリが入りにくいようになっていますが、築30~40年の家はかなりいる可能性があります。笠巻工務店で駆除を行うのであれば費用は約20万円からです。ちなみに専門業者の方が費用は高くなりやすいです。バルサンを焚いてどうにかなるものではないので大量発生の可能性がある場合は業者に駆除を依頼することを考えた方が良いでしょう。

 

他にも、アライグマやハクビシンがいる場合もあります。害獣は、屋根裏にいることが多いですが、ネズミのような体が小さい害獣の場合は床下や壁に移動するケースもあります。病原菌を持っているうえに、放置するとどんどん繁殖してしまうので駆除が必要です。

 

不安な方はすぐに問い合わせを

もし壁や床から異常な音がしたり、シロアリがいそうな気配がしたりした場合は、なるべく早く専門業者にお問い合わせください。また、シロアリを駆除するだけでは、再度シロアリが発生するリスクがあるため、駆除が完了した後は被害を受けた箇所のリフォームが大切です。また、シロアリが発生していなくとも雨漏りや湿気で木材が湿ってしまった場合はシロアリの発生源になってしまうので注意が必要です。

 

床下に潜るのが嫌だからと、床下調査がいい加減な会社もありますが、笠巻工務店ではしっかりと床下にも潜ってシロアリが発生しているかどうかを調査させて頂きます。さらにシロアリ調査は無料で行っており、シロアリの駆除から、シロアリの再発を防ぐ補修も一貫して行うことが可能です。ご不安な方はぜひお気軽にご相談ください。