埼玉県上尾市 O様邸 キッチン改修工事レポート

皆様、こんにちは。

本日も弊社スタッフブログをご覧いただきましてありがとうございます。

 

こちらのページでは、先日キッチン等のリフォーム工事を行わせて頂きました

埼玉県上尾市O様邸の工事の様子を順を追ってレポートしています。

 

特に「リフォーム工事当日ってどんな感じ?」「どんな工程があるの?」という方の

参考としてご覧いただければと思います。

 

 工事前

キッチン空間をそろそろ綺麗にしたいなと思っていらっしゃったO様。

長年使われてきたキッチンには、改善したい点もいくつかありました。

 

 

天井高が270cmと高く開放的な空間ではありますが、吊戸棚や食器棚の収納に手が届きづらく、

加えてレンジフードのお掃除が非常にしにくいものでした。

また冷蔵庫が食器棚を半分ほどふさいでしまっており、もう少し効率と使い勝手の良い空間をご希望でした。

 

 

 

 

 リフォーム工事中

【養生】

いつでも、工事のスタートは「養生」からです。

養生とは、搬入経路や工事を行わない部分(あるいは施工後お引渡しまでの期間)、

お客様の家具・家電等を傷付けないように保護する事です。

 

 

 

お客様には、工事当日までに施工場所から必要なもの、壊れてしまっては困るもの等を

別の場所に移しておいていただく事のみお願いしております。

冷蔵庫や家具などの大きなお荷物は弊社スタッフが移動しながら作業を行いますので

特に何もなさらなくて結構です。

(冷蔵庫の中身を少なくする、といったこともしなくて大丈夫ですのでご安心ください。)

 

 

 

今回のO様邸は、既存のフローリングをそのまま活用しますので、

床を専用のシートと資材で覆います。

上のお写真の青い資材はドアの枠を守るためのものです。

 

 

【解体】

養生が済んだら、いよいよ解体作業に移ります。

必要な箇所を職人が丁寧に解体していきます。

よくテレビのリフォーム番組で、派手に天井を解体して埃まみれのシーンがありますが、

ああいった事は一切いたしません。(あれは番組上のパフォーマンスです。)

 

弊社にリフォームをご依頼される方のほとんどは、住みながらのリフォームを希望されます。

ただでさえ聞きなれない工事の音は、現場慣れしている私たちよりもお客様の方が大きく感じてしまうもの。

隣のお部屋だったり、ましてマンションのような壁越しにお隣さんがいらっしゃるような現場での作業音には、

どの工程よりも特に気を使っています。

 

 

 

キッチン本体を解体した後、今回は食器棚も新しくしますので、

造り付けだった食器棚も解体していきます。

 

 

 

工事のボリュームと工程にもよりますが、1日目は解体で終了です。

次の日にきちんとした下地工事を行いますので、

既存の換気扇がついていた穴(室内側)は仮でふさいでおきます。

 

あとは電気の工事を合わせて行いました。

 

 

 

 

【下地工事】

解体の次は下地工事です。

元あった場所に新しいキッチンを据え付ける場合も、必ず下地の確認をします。

特に換気扇は、昔主流だったプロペラタイプよりも重い製品が多いので、

しっかりとした下地がないと固定できません。

 

 

O様邸も、キッチンまわりの壁を構造用合板と石膏ボードで一新しました。

合わせて、昨日仮ふさぎだった換気扇まわりもきちんと下地を入れて新しいダクトに変更。

そして給排水管とガス管も新しいキッチンに合わせて専任の職人さんが配管をやり直してあります。

 

 

 

そしてカップボード側。

下地は問題なかったのですが、次につける製品の奥行きに合わせて、

壁の一部をふかしてあります。(ふかす:前に出すことをいいます。)

 

 

これで2日目が終了です。

 

 

【システムキッチン設置工事】

きちんとした下地工事まで終えて、はじめて新しいキッチンを設置する事が出来ます。

 

 

 

弊社ではキッチンに限らず、メーカーの製品はメーカーの職人が組み立てることにこだわっています。

それは、いつも組み立て慣れているために間違いが起こりにくいという正確性とスピードからです。

 

数ある工務店さんの中には、システムキッチンは一流のメーカー製でも、

組み立てる職人さんは現場の大工さんだったり水道屋さんだったり、という事があります。

(一人の職人さんが水道も大工も電気も工事する、いわゆる多能工と呼ばれる職人さんです。)

それらの職人さんが組み立てられない、という事はないでしょうが、果たしてそれは「正確」でしょうか・・・?

時に細かい部品がどの部分使われるのかがわからず変に部材が余ってしまい、後にガタついたり、

中には今までに組み立てたことがない製品だったために、リフォーム工事が中断してしまったケースも耳にしたことがあります。

せっかく高い買い物をしたのに、これで長く安心して使う事が出来るでしょうか?

 

また、リフォーム工事はスピード勝負です。

お客様の限られたスケジュールの中で、出来るだけスマートに工事を済ませ、お引渡しをしなければなりません。

その中で、確実にそしてスピーディーに施工するためには、その製品を熟知している専門の方にお願いする事が

一番だと考えているからです。

 

「餅は餅屋」です。

費用面で確かに多能工よりは少し高くなる場合がありますが、弊社では大工工事は大工さん、水道工事は水道屋さん、と

各工程、それぞれのプロフェッショナルにこだわって工事を行っております。

 

 

【内装工事】

新しいシステムキッチンを設置した次の日、内装工事を行います。

下地のままだった壁と天井が、クロスで仕上げられると一気に空間が変わりますね。

内装工事と合わせて、水道配管とガス管、電気製品をつないで使えるようにします。

 

 

最後に、床の塗装を終えたら工事は終了です。

 

 

 完成

最後に、完成したO様邸を施工前と施工後で比較してみます。

ちなみにですが、弊社で現場調査の際にご希望などをうかがった後、

最初にご提案させていただいた施工後のイメージがこちらでした。

 

 

 

色こそ異なりますが、概ね完成に近かったのではないでしょうか。

 

 

それでは実際に比較してみます。

左側が施工前、右側が施工後です。

 

  

 

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今回、大きく変わった点は冷蔵庫の位置です。

今までは造り付けの食器棚の半分を塞いでしまっていたので、

お部屋の角に冷蔵庫のスペースをきちんと設けました。

横幅は減ってしまった食器棚も、今回のリフォームを機にお手持ちのものを整理していただき、

大きくスライドする可動棚タイプのカップボードで、実質的な収納力は変わらず確保する事が出来ました。

 

また、キッチン本体とカップボードそれぞれの吊戸には、ダウン機構がついており、

今までデッドスペースになっていた部分もご活用いただけるようになりました。

 

 

そしてお掃除の一番の難点であった換気扇も、10年間はほぼ表面の簡単な拭き掃除のみで良いという

私共もイチ押しの「よごれんフード」を設置いたしました。

 

 

使っていく上で、お掃除は必ず付きまとうものですが、それなら出来るだけ簡単な方が良いですよね!

お掃除の手間や頻度が少なくて済めば、それだけ気が楽ですし、一回のお掃除で長く綺麗が保てますね。

 

今後も長く快適にご使用いただけましたら嬉しく思います。

 

 

いかがでしたでしょうか。

なんとなくでもリフォーム工事のイメージを掴んでいただけましたら幸いです。

もしご不明な点や、実際にリフォームをご検討中の方でご相談をご希望の方は、

お気軽にお問い合わせいただければと思います。