こんにちは、埼玉県を拠点に住宅リフォーム工事を行う笠巻工務店です。
弊社は新築工事やリノベーション・リフォームなどお家に関する様々なサービスを提供しています。
リフォームの中で多いご相談の一つが、キッチンや浴室、トイレ等の水まわりのリフォームです。
特にトイレは1日に何度も使用する頻度の高い空間ですので、少しでも快適に使いたいですよね。
そこで今回は弊社、笠巻工務店がお客様の「トイレを綺麗にしたい」というお悩みに対し、
どのようなご提案・施工を実施したのか事例に基づいてご紹介いたします。
笠巻工務店は しっかりとした現地調査から 最適なご提案をすることを大切にしています
弊社では「お客様へ最適なリフォームをご提供するために、しっかりとした現地調査をおこなうこと」を大切にしております。
例えばトイレのリフォームを行う場合、他の工務店に相談をすると
今までのと同等のトイレ本体の交換のみで終わらせてしまう場合があります。
もちろん、トイレそのものに問題があるのであれば、その施工でも問題ではありません。
しかし、快適性や使い心地はどうでしょうか?
また、長年使われてきた上で「改善したい部分・不安に思われている事」は本当にないでしょうか?
弊社では、そういった新品に取り替える以上に、今後長く快適にご使用いただく為のしっかりとした現地調査が必要だと考えています。
築年数が経過しているお家では、時にトイレ本体だけでなくその他の部分も劣化や損傷・腐敗が発生しているケースがあります。
給排水管が劣化していたり、床が痛んでいたりすると、いくらトイレ本体を新しいものに替えたとしても、
すぐに別の部分で何かしらの異常が発生しリフォームを何度も繰り返すことになってしまいます。
それではお客様に対し、生活面でも資金面でもご迷惑をかけてしまう事になるので、
弊社ではしっかりとお家の状態や住んでいる方の生活を調査した上で、お客様に最適なリフォームのご提案をすることを大切にしています
今回ご紹介させていただくトイレリフォームも、トイレ本体の取替えだけではなく、今後の清掃性や快適性を考え、
よりお客様が使いやすいトイレを目指した空間全体のご提案をしています。
埼玉県さいたま市浦和区N様邸での施工事例
きっかけは、トイレ本体の劣化でじわじわと水が染み出していた為に
リフォームのご相談をいただきました。
【現地調査での注目ポイント】
N様邸のトイレは、床から約1mの高さまでの壁と床がタイル仕上げでした。
また、タイルの壁が手前にせり出しており、やや圧迫感のある印象です。
今回は珍しいケースで、天井付近に、トイレ内を横切るように配管
(現在は使われておらずトイレには関係のないもの)が走っていました。
そしてトイレとは反対側のスペースは、ペーパーのストックや掃除用具置き場としてご使用されていました。
タオル掛けとペーパーホルダーの位置もトイレとは反対側にあります。
・清掃性の低いタイルの壁と床
タイルそのものは耐久性も良く水にも強い素材ではありますが、
目地の部分に汚れが入り込んでしまう事が多いので、においの原因になったり
清掃性に欠けるというデメリットもあります。
こちらは工事の際、トイレを撤去した時に撮影したものですが、
便器と床の隙間から入り込んだ水が奥に入り込んでカビが発生しているのがわかります。
またタイルは、汚れたら簡単に張り替える事が容易ではない事も考慮するポイントです。
・ひんやりとする「タイル」という素材
人は快適に暮らしていく上で、「冷え」を感じる場所にストレスを感じます。
タイルは表面がひんやりとするので、特に冬場には肌に触れてしまうと寒く感じます。
タイル床の場合は、直接肌に触れなくても冷えを感じる方もいらっしゃると思います。
ただし、世の中にはこのひんやりが感じにくいタイルもあります。
その為、四季を通じてリラックスしたい場所でのタイルの採用は、質感や性能選び・張る場所に注意が必要です。
さらに、表面の冷たさと合わせて考えたいのが、室内の断熱性です。
排泄行為は血圧の高低差が大きく変動する行為で、排泄時に血圧が高まり、終わると一気に下がると言われています。
その上、特に冬場の夜中や早朝にトイレに行く場合には、居室との温度差が極端に開いてしまう事がある為、
ヒートショックの原因にもなります。この点も改善したい一つでした。
トイレは第二のゲストルームです。
来客の方がトイレを借りた際に「臭い・汚い・寒い空間」とあっては、それまでのおもてなしも台無しになる可能性もあります。
そういった面でも、素材選びは大変重要ですね。
・狭く感じさせるせり出したタイル壁と配管
タイル仕上げの納まり上、3~4cmほど手前にせり出した壁は圧迫感を与える印象でした。
上に物を置くほどのスペースも取れず、また手すりを設ける際にきちんと設置できないという
機能面でも改善の余地があると思いました。
一方で、天井付近にあった現在は使用されていない配管も、
限られたトイレ空間をもっと広く感じさせる為のひと手間が必要だと考えました。
【改修工事の結果】
・床・壁・天井をすべて下地からやり押し、壁紙とフロアタイル仕上げへ
床を解体し、古くなった配管のやり替えを行いました。
上物のトイレだけでなく配管も新しくする事で、これからも安心して長くお使い頂けるようになります。
床には今までは無かった断熱材も入れて、冷えに対する対策も行いました。
また、タイルも含めた壁と天井も下地からやり直し、
合わせて圧迫感のあった天井付近の配管も撤去しました。
そもそもタイルや漆喰の上からではクロスが張れないのですが、
下地からやり直すことでカビてしまった部分も一掃出来て、健康面でも良いですよね。
そして下地をしっかり入れることで、手すりも安全に取りつけることが出来ます。
仕上げ材には、天井と壁にはクロスを、床にはフロアタイル採用しました。
クロスは、抗菌・防カビなどの機能が付いたものを使用し、さっと拭けて清掃性が向上しました。
デザインはお客様からのご要望によりポップで温かみのあるものを選定したことで、よりリラックスしやすい空間が演出されたと思います。
せり出したタイルの壁がフラットになったことで、室内の圧迫感が軽減し、手すりを設置する事が出来ました。
一方で床は、目地がなくなりこちらも非常に拭き掃除しやすくなりました。
また、スリッパを使用せず、靴下のままでも冷えが感じられない空間になりました。
N様邸も、見た目が綺麗に変わっただけでなく、冷えを感じにくく何よりもお掃除のしやすいトイレに変わりました。
一見、壊れてしまったトイレのリフォームで、下地から解体、やり直しの工事をする事は、珍しいと感じるかもしれません。
もちろん解体する分手間と費用はかかりますが、リフォームした後、長く快適にご使用いただく為には、
しっかりと事前に調査を行い、根本的な原因を解消することが重要であると考えています。
私たちは「お客様に長く安心して住める住環境をご提供する」、この事を何よりも大切にしています。
・不要な配管の撤去
壁を解体した際に、天井付近を走っていた配管は撤去しました。
不要なものがなくなって、天井の空間が広がりスッキリした印象になりました。
また、照明も室内のデザインに合う新しいものに交換しました。
・収納スペースの改善
お客様からのご要望で、トイレ前のスペースに飾り棚を設置しました。ここにはお花や雑貨を置くことができます。
また、その下の空間が空いていた為キャビネットを取り付けました。
ここに、今までそのまま床に置かれていたトイレットペーパーや清掃ブラシなどを収納する事ができるので、
見た目もスッキリし、機能性の高いスペースになりました。
トイレリフォームを目指すなら清掃性の良い商品選びも
弊社へトイレのリフォームのご相談をいただくお客様からは「掃除しやすいトイレにしてほしい」という声を多くいただきます。
今回のN様邸のように内装にタイルを使用している場合は、そのタイルを剥がすことで清掃性を上げる事ができますが、
さらに清掃性を上げる為のリフォームのポイントは主に2点あります。
1つ目は、清掃性の高いトイレ本体を選ぶことです。
最近では今までお掃除のしにくかった便器のフチがないものや、トイレ外側の凹凸が限りなくフラットになり、
拭き掃除の際に手が届きやすくなった商品など様々な商品が発売されています。
水まわり商品を扱っている各メーカーが清掃性を高めた商品を開発しているので、これらのトイレを選ぶことがポイントになります。
2つ目は、N様邸のように清掃性の高い内装(特に壁や床の仕上げ材)を選ぶことです。
内装も、各メーカーが研究開発を行い、尿などの汚れが染み込まないように防水性の優れたクロスや、
抗菌・摩耗に強い床材など種類が豊富です。
これらの商品を上手に取り入れることで、お掃除のしやすいトイレ空間にすることが可能です。
しかし、メーカーといっても数多くありますし、清掃性の高い商品が何なのかわからない方も多いのではないでしょうか?
そういったお悩みに関しましても、弊社から最適な商品をご提案させていただきますのでご安心下さい。
弊社ならではのこだわり
弊社、笠巻工務店ではお客様が健康に暮らせる、安心で長持ちするお住まいを作りたいという考えのもと、
ご依頼を受けた際は、既存住宅の調査から提案まで妥協をしません。
ご依頼を受けた箇所の壁紙や部品だけを交換して終わり、では住み良さを追求したリフォームとは言えないからです。
弊社は一級建築士だけではなく、インテリアデザイナーも在籍している工務店です。
だからこそ、お客様の住宅をどうすればさらに住み心地の良い空間となるか、実際の使用感や機能性、デザイン性など
多角的かつ包括的なリフォームのご提案が可能となっております。
・お客様のご要望に合わせて
弊社では、お客様の悩みやご要望に寄り添った提案を重視しています。
室内が寒すぎたり暑すぎたりしてお困りなら質の高い断熱施工を、お掃除のしやすさを求めるなら清掃性の高い商材を、
アレルギーに対してご心配な方はアレルゲン・フリーな商材をご提案、といった形で最適なものをご用意いたします。
過去にも「化学物質のアレルギーが出やすいので自然素材を使用して欲しい」というご要を承った際には、
植物由来の素材のみを利用した和紙の壁紙を多くの部屋に採用し、安心して過ごせると喜んでいただけました。
・ライフスタイル、ライフステージに合わせて
弊社では、お客様のライフスタイル、ライフステージを踏まえたカウンセリングも怠りません。
トイレのリフォームを例にとっても、簡単な聞き取りだけでは「壊れたから」「汚いので」「そろそろ新しくしたい」
という一般的によくある理由しかわかりません。
しかし、それらはあくまでリフォームをしたいと思ったきっかけに過ぎず、さらに深掘りすることで、
「娘に子供が産まれるからその前に新しくしたい」「孫が遊びに来るから綺麗にしたい」「祖母が安全に生活できるようにしたい」など
リフォームの相談に踏み切った本当の理由が見えてきます。
トイレに限ったことではありませんが、昨今水まわり空間で清掃性を考慮するのは当然です。
お掃除しやすいものとそうでないものがあったら、前者を選ぶ方がほとんどだと思います。
その上で、もしお孫さんが遊びに来るなら、ご自身とお孫さんの為に小さな段差を解消したり、
水まわりを誰でも使いやすく明るい空間にリフォームすることで、
「おじいちゃん家、居心地良いからまた遊びに来たい!」と思っていただきたいですし、
また、ご高齢の方がお使いなら、実際に使用される方の体格や立ち座りなどの動作を踏まえて適切な位置に手すりを設けたり、
段差を無くすなどのバリアフリー工事に加え、市販の暖房機が使えるようにコンセントを新設するなど細やかなご提案を行っております。
家の数だけ異なる生活の営みや家族の形が存在します。だからこそ、弊社ではお客様の人生に目線を合わせ、
お客様の住みやすい住宅リフォームを提案いたします。
・長持ちする家を追求して
今回ご紹介したトイレのリフォーム事例も例外ではなく、弊社では改修リフォームのご相談を承った場合、
該当箇所だけでなく床下の調査も欠かしません。
これは家の健康寿命を正しく把握したうえで、最適な施工をご提案するためです。
驚くべきことに、弊社が調査した物件の約7割程度はシロアリの被害にあっております。
その為、弊社はまず現地調査の際に床下調査をします。
そこでもしシロアリが見つかった場合、お客様にシロアリの駆除及び予防を優先するようお願いしております。
長持ちする家は、家を支えている基礎および床下の環境にかかっているといっても過言ではありません。
また、古いお住まいであれば床下に断熱材が入っていないことがほとんどなので、断熱施工をご提案し快適性の向上も図っております。
弊社ではお客様に、長持ちする、住みやすい家に住んでいただくのがこだわりです。
お客様も気付かなかったような問題点を追求することで、お客様に誠実に、お住まいが長持ちする、
住みやすくなるリフォームをご提案いたします。
・地元密着型の体制を活かして
弊社、笠巻工務店は埼玉県のお住まいをメインに扱っております。
地元密着型だからこそ、お客様には気軽に問い合わせることができ、時には直接弊社までお越しいただきやすい環境にこだわっています。
また、お客様が「安心して長く住み続けられること」を実現する為に、何かあった時はすぐに駆けつけられるような
いつまでもお住まいのパートナーでありたいと思っています。
最後に
昨今、多くの人がトイレに快適性を求めています。
しかしいざリフォームをしよう!という段階で、実際には現状のどこをどう改善すれば良いか、把握しきれていないことがほとんどです。
そういった際に、弊社、笠巻工務店にお任せいただければ的確かつ多角的に改善箇所を見極めます。
そのうえで根本的な問題解決とお客様の求める快適性と空間設計の実現に向けて全力で尽力します。
また、弊社は埼玉県を拠点として、トイレだけでなく、様々な新築、増築、リフォームに関する工事も行なっております。
お住まいを隅から隅まで改善したいとお考えの際もどうぞ弊社にご相談ください。
住宅診断にてお住まいの現状を細かくご報告し、施工のご提案をいたします。